走塁の名選手といえば福本豊
プロ野球走塁の名選手ですぐに思い浮かべるのが阪急(現オリックス)の福本豊です。 通算盗塁数1065のプロ野球記録を持ち、全盛期では130試合の公式戦で100回以上の盗塁数を記録し、1970年から82年の13年間、連続盗塁王となりました。
野球ファンであれば、応援しているチームが負けていても、主力打者がホームランを打つと盛り上がりますが、福本の場合は盗塁をすることでファンが盛り上がりました。
当時、南海のプレイングマネージャーであった野村克也は投手のクイックモーションを考案して、投手にやらせることで、福本の盗塁を阻止しようとしました。投手のクイックモーションは当たり前の現在を考えると、野球を進化させた一人といえます。
走塁の名選手としてのインパクトが強すぎるため、打撃面では通算2543安打、守備面ではダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)12回という輝かしい成績があるにも関わらず、あまり注目されません。