バントの達人 田中 賢介
日本プロ野球パリーグの北海道日本ハムファイターズに所属する田中 賢介は、球界随一の二塁手としてチームを牽引する名選手の一人です。
東福岡高校時代の1998年には春の選抜高校野球大会に出場、松坂投手を擁する横浜高校に敗れはしましたが、計3度の甲子園出場の際に魅せたプレーがプロ球団スカウトの目にとまり、1999年のドラフト会議で3球団から2位に指名され、抽選の末、日本ハムファイターズに入団しました。
入団初年度からイースタンリーグで好成績を残したこともあり、9月には一軍への昇格を果たし、二年目は開幕から一軍に合流、開幕戦で代打本塁打を放つ活躍を見せました。
田中 賢介の特徴は、安定感溢れる守備力と、シーズンを通して3割を打つだけの打撃力のほか、2007年には58犠打を記録したほど勝負どころでバントも決められる高い技術力にあります。
選球眼やバットコントロールにも定評があり、際どいボールをカットし四球で出塁できることも、高打率の秘訣となっています。