守備の名選手 田中幸雄
長年にわたりプロ野球で活躍した田中幸雄選手。パワフルな打撃と強肩が持ち味で日本プロ野球を代表する強打の遊撃手と言われました。
1988年に打撃フォームの修正を行い打撃が開花しました。1995年頃からは左足を小さく引いてタイミングをとる振り子打法を取り入れました。2000本安打も達成し、全打順本塁打を達成するなど何番でも打てる打撃です。
守備では主に遊撃手を任されていました。三遊間の深い位置でも追いつく事ができる範囲とノーバウンドで送球する事を身上としていました。遊撃手でレギュラーに定着した頃にはリーグ最多の失策数を記録しました。
ですが339守備機会連続無失策の記録を樹立し名手と呼ばれるようになりました。優れた選手に贈られるゴールデングラブ賞を5回受賞しています。
怪我にも悩まされ左膝や左足首などを痛め守備だけでなく走塁にも支障をきたすようになりました。生涯打率.262、本塁打287本記録しており走攻守において優れた名選手です。