巨人軍には賭博は似合わない
巨人軍は、かつてはプロ野球界のエリート集団であり、誰しもがあこがれていた常勝チームでした。歴史をたどれば、容易にわかることですが、業界でトップ集団であれば、人も集まり、お金も集まるといういい循環がそこにはありました。自ずとチームとしては、プロ野球集団の見本であろうという自覚もあり、誇りもあったので、所属する人たちは、巨人軍ということを大切にして、一挙手一投足にも気を配っていたのです。
他の球団とは違う意識と行動をしていました。
ドラフト制度あたりから、他の球団とさほど変わらないということになったのでしょう。
でも常勝巨人としては、負けるわけには行かないので、それまでの自分たちの掟を破って、外国人選手も雇うようになり、ある程度のチームカラーはありながら、伝統的な巨人カラーは徐々に失せてしまいました。
そんな状況が呼び水となって、あり得ない賭博行為などというものも出てきたのでしょう。巨人はどんなことがあっても、伝統を重んじ、名誉を継続していく永遠に不滅のチームでなければならないはずです。チームのトップや幹部が襟を正し、他のチームの見本となるよう、再建することを期待したいものです。